『乱 4K』デジタル修復版、現在全国順次 上映中だそうでございます。




乱 4K 上映
 


『乱』4K デジタル修復版



世界中が絶賛した黒澤明渾身のライフワーク、復活!
構想10年、製作費26億円…『羅生門』『七人の侍』など数々の名作を生み出した黒澤明監督が、晩年に到達した最高傑作。
毛利元就「三本の矢」の故事から着想を得て、シェイクスピア「リア王」の世界観とも通じた本作は、1985年日本映画三位の配収実績を残し、
アカデミー賞ほか国内外で数々の映画賞を受賞するという快挙を達成した。
世界に冠たる不朽の反戦叙事詩が、今再びスクリーンに蘇る!
 
公式ホームページより抜粋





この『乱』が公開されたのは私が子供の頃。
この後テレビでも度々放映されることもあったので、私が物心ついて初めて見た黒澤映画なんです。
やっぱり刷り込み効果というのか。。。初めて見たモノはその印象が強くて、私にとっては一番好きな黒澤映画が『乱』なのであります。


その『乱』がデジタル修復されて映画館で上映される。


あの雄大で美しい阿蘇のロケーション、壮絶な騎馬の合戦シーン、燃え盛る三の城が大スクリーンで見ることが出来る。
そして、私は黒澤映画を劇場で見た事が一度もない。

これは行かねば!!






という事で、四月、東京の上映に行って来ました。



見に行ったのは恵比寿ガーデンプレイス内にある恵比寿ガーデンシネマ(現在は東京での公開は終わってます)。
こじんまりとしていて、シネマ好きが集まる、といった感じの映画館。

シアター1前にあるレストスペースにて開場を待ちつつ入場券を撮影。











見終わって。。。
黒澤明監督最後の大スペクタクルを、劇場の空間で体感する感動におおいに浸りました。

もうカンゲキ!



映像はキレイ!ディティールの雰囲気がよくわかる。
ただ、よ~く見ると「あ、ホントだ、キレイになってる!」と気付く。。感じでした。


もしや、ほとんど一番うしろの列で、スクリーンからちょっと遠かったのが原因か。。。?



皆さまご自愛ください。






モチロン、映像の鮮明さだけで映画そのもののクオリティが変わるものではありませんので。。。



『乱』は、オーソドックスな映画の演出とはかなりかけ離れた所もあるので、"赤ひげ"や"七人の侍"などとは違った、独特の雰囲気を持った作品だと思っております。

公式ホームページに書いてありましたが、



(「乱」は)黒澤作品に見られた作家性が凝縮された集大成とも言える。

公式ホームページより抜粋



監督の「作家性が凝縮された集大成」の作品というのは、例えばアニメなら宮崎駿監督の『もののけ姫』、漫画だったら 風忍さんの『地上最強の男 竜』、士郎正宗さんの『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』、といった所でしょうか。


地上最強の男竜 (アクションコミックス)
地上最強の男竜 (アクションコミックス) [コミック]
風 忍
双葉社
2001-07


攻殻機動隊 (2) KCデラックス
攻殻機動隊 (2) KCデラックス [コミック]
士郎 正宗
講談社
2001-06-28



乱 1-2




あと引く旨さ。後になって分かる良さ、監督の個性が爆発していてる面白さ。



。。。私の例えはともかく、『乱』はそういう一筋縄ではいかない魅力を持った作品だと思います。





お住まいの地域で上映がある方は是非鑑賞をおススメします。

過去に見たことのある方には、齢を追うごとに変わる映画への評価を再認識する楽しみもあると思いますし、未見の方は、この先ひょっとしたら当分現れないかもしれない、スペクタクル性と作家性を併せ持つ大時代劇日本映画の魅力に浸れること請け合いでございます。




(後編) 「乱」を見ての「無間地獄」的感想  に続く!